毒入り餃子を分析?
2008.02.02 Saturday
毒入り餃子を分析?
本題に入る前に…
餃子食べた〜い
テレビで餃子ばかり見てるとなんだか餃子が食べたくなってきましたよ。
今週末は餃子でも作ろうかしら…。
ここ数日、餃子で有名な宇都宮とかも話題になっています。
宇都宮の餃子も大丈夫だし、餃子の王将も大丈夫みたいです。

こればバーミヤンで撮影しました。
一応、天洋食品の食材は使っていませんがメニューに書かれていても
提供されないものがあるそうです。
昨日辺りからちょっと騒ぎすぎ?風なところもありますが、
口に入るものだから気持ちもよくわかりますよ。
で、テレビのニュースでメタミドホスは検出されませんでした…
のようなくだりの映像に必ず実験室のような場所が映っていて
とっても懐かしく思う今日この頃。
そこで、この画像からなんとなくメタミドホスの分析について
レビューを書きたいと思います。
今日は少し分析化学の専門用語が多いかもしれません。
わからないとつまらないかも知れませんが『ふ〜ん』
と思って読んでくださいね。
メタミドホスは昨日のブログに書いたとおり有機リン系の農薬です。
どうも映像から有機リン系農薬の分析マニュアル通りな感じを受けました。
ということで、今回予想したのはGC(ガスクロマトグラフィー)
の中のFPDという検出器を使った分析であろうと想像します。
FPDとは炎光光度型検出器でリンまたはイオウの化合物が
水素炎中に入るとそれぞれ特有の炎光を発しその特性を利用して
検出する検出器です、
有機リン系の農薬の場合、リンが含まれているので感度がよく
測定することができると考えますし、有機リン系のパラチオンや
EPNなどはFPDでの検出を行っていました。
測定に使う装置についてちょっと書きましたが、
測定する前に餃子(固体)ということで、前処理をして測定できる
ような状態にしなければなりません。
ですから、次は前処理について書きます。
テレビでは餃子をミキサーにかけていました。
細かく粉砕したサンプルに水や酢酸エチルなどを入れて
振とう機で振とうします。
テレビで見たときうっすらピンク色になっていたものもあったので、
メリルオレンジと塩酸が入っている可能性もありそうです。
で、浸透したら遠心分離して固形物以外を抽出するためにろ過します。
この作業は回収率を上げるのため何回か行うかもしれません。
ろ過は硫酸ナトリウムを使用し脱水・ろ過だと思います。
ろ過したら今度はエバポレーターで濃縮します。
エバポレーターとは減圧濃縮装置ということでしょうか。
注意しなければいけないのは有機リン系は揮発しやすいので
40度以下で濃縮します。
で、その後クリーンアップします。
おそらくカラムクロマトグラフィーを行っているはずです。
あまり速度が速いと妨害物質やクロマトにノイズが入って
いい分析結果が得られません。
私は1秒1滴って教えられましたけど。
これが終わると、やっと濃縮してGC−FPDで測定できます。

生活環境と化学物質 用語解説―化学物質に目くばり気くばり心くばりのことば集
国際環境専門学校, 日本分析化学専門学校
本当はフローチャートだとわかりやすいと思いますが
今回はレビューということで勘弁していただこうかなと…。
これだけの作業を行って分析します。
餃子が回収され、徹底的に調査するという言葉を聞いたとき、
現場の人は大変だろうなと思いました。
上記のような方法で分析すると、前処理にも数時間
テレビでみたメタミドホスのリテンションタイムは約8分。
これは、GCの測定条件によって異なりますが。
測定時間10分としても一時間に6試料しか測定できません。
全部回収したのを調べたら(もちろん日付指定とか
ロッド指定とかあるかもしれませんが)どれだけの時間がかかるでしょう。
皮だけ・具だけ・全部・包装紙などなど…
思いつくだけでもこれだけあります。
以前、どっかからAsがでたとかCNがでたとかで、
いろんなところの分析を行いましたがホントに分析わかってんのか?
というような無茶なことが分析業界では良くあります。
でも、いろんな角度からサンプルについて調べないといけないので
しょうがないっちゃしょうがないんですが…。
この事件についても同様。
消費者の立場からいうと、調べて欲しいです、徹底的に…
でも、影で分析している人がいるんだぁ〜ということも
皆さんに知ってもらいたいと思いました。
本題に入る前に…
餃子食べた〜い
テレビで餃子ばかり見てるとなんだか餃子が食べたくなってきましたよ。
今週末は餃子でも作ろうかしら…。
ここ数日、餃子で有名な宇都宮とかも話題になっています。
宇都宮の餃子も大丈夫だし、餃子の王将も大丈夫みたいです。

こればバーミヤンで撮影しました。
一応、天洋食品の食材は使っていませんがメニューに書かれていても
提供されないものがあるそうです。
昨日辺りからちょっと騒ぎすぎ?風なところもありますが、
口に入るものだから気持ちもよくわかりますよ。
で、テレビのニュースでメタミドホスは検出されませんでした…
のようなくだりの映像に必ず実験室のような場所が映っていて
とっても懐かしく思う今日この頃。
そこで、この画像からなんとなくメタミドホスの分析について
レビューを書きたいと思います。
今日は少し分析化学の専門用語が多いかもしれません。
わからないとつまらないかも知れませんが『ふ〜ん』
と思って読んでくださいね。
メタミドホスは昨日のブログに書いたとおり有機リン系の農薬です。
どうも映像から有機リン系農薬の分析マニュアル通りな感じを受けました。
ということで、今回予想したのはGC(ガスクロマトグラフィー)
の中のFPDという検出器を使った分析であろうと想像します。
FPDとは炎光光度型検出器でリンまたはイオウの化合物が
水素炎中に入るとそれぞれ特有の炎光を発しその特性を利用して
検出する検出器です、
有機リン系の農薬の場合、リンが含まれているので感度がよく
測定することができると考えますし、有機リン系のパラチオンや
EPNなどはFPDでの検出を行っていました。
測定に使う装置についてちょっと書きましたが、
測定する前に餃子(固体)ということで、前処理をして測定できる
ような状態にしなければなりません。
ですから、次は前処理について書きます。
テレビでは餃子をミキサーにかけていました。
細かく粉砕したサンプルに水や酢酸エチルなどを入れて
振とう機で振とうします。
テレビで見たときうっすらピンク色になっていたものもあったので、
メリルオレンジと塩酸が入っている可能性もありそうです。
で、浸透したら遠心分離して固形物以外を抽出するためにろ過します。
この作業は回収率を上げるのため何回か行うかもしれません。
ろ過は硫酸ナトリウムを使用し脱水・ろ過だと思います。
ろ過したら今度はエバポレーターで濃縮します。
エバポレーターとは減圧濃縮装置ということでしょうか。
注意しなければいけないのは有機リン系は揮発しやすいので
40度以下で濃縮します。
で、その後クリーンアップします。
おそらくカラムクロマトグラフィーを行っているはずです。
あまり速度が速いと妨害物質やクロマトにノイズが入って
いい分析結果が得られません。
私は1秒1滴って教えられましたけど。
これが終わると、やっと濃縮してGC−FPDで測定できます。

生活環境と化学物質 用語解説―化学物質に目くばり気くばり心くばりのことば集
国際環境専門学校, 日本分析化学専門学校
本当はフローチャートだとわかりやすいと思いますが
今回はレビューということで勘弁していただこうかなと…。
これだけの作業を行って分析します。
餃子が回収され、徹底的に調査するという言葉を聞いたとき、
現場の人は大変だろうなと思いました。
上記のような方法で分析すると、前処理にも数時間
テレビでみたメタミドホスのリテンションタイムは約8分。
これは、GCの測定条件によって異なりますが。
測定時間10分としても一時間に6試料しか測定できません。
全部回収したのを調べたら(もちろん日付指定とか
ロッド指定とかあるかもしれませんが)どれだけの時間がかかるでしょう。
皮だけ・具だけ・全部・包装紙などなど…
思いつくだけでもこれだけあります。
以前、どっかからAsがでたとかCNがでたとかで、
いろんなところの分析を行いましたがホントに分析わかってんのか?
というような無茶なことが分析業界では良くあります。
でも、いろんな角度からサンプルについて調べないといけないので
しょうがないっちゃしょうがないんですが…。
この事件についても同様。
消費者の立場からいうと、調べて欲しいです、徹底的に…
でも、影で分析している人がいるんだぁ〜ということも
皆さんに知ってもらいたいと思いました。
Posted by : キャサリン | レビュー | 15:27 | comments(0) | trackbacks(3)
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